家事はたいへん!

一ヶ月後、私は長男を抱いて、

夫の実家に帰った。

これから、みんなで家庭を守ろう。

 

以前は、祖母が家事をしていたらしい。

18歳から働きに出た、母の代わりに

孫を育て、家事をこなし畑までして

しっかりもので、優しくて、夫の

母親代わりだった祖母が、亡くなった

ときに、夫はどんなに悲しかっただろう。

 

ちなみに、祖母の命日は、私の祖父の

命日の一日前でした。

 

葬式後、偶然出会い、付き合いだした。

夫は、初めて会ったときに、この人と

結婚するだろうな、と思ったそうだ。

 

そこから、7年後に結婚した。

家に帰った日から、夜泣きが始まった。

 

母乳を、3時間ごとにあげた後、

残りを絞り、寝ても1時間かかる。

2時間後には、授乳の時間になる。

 

7時前に起きて、台所に行くと、

母が起きて朝御飯を作っていた。

「おはようございます。

 すいません、遅くなりました。」

「5時ぐらいに、起きれたら良いね。」

私は、眠れなかったので、と言う

言葉を飲み込んだ。

 

母は、8時には仕事に出掛けた。

「大丈夫?」と聞く夫の言葉に、

女性が三人もいるから、大丈夫でしょ

と、答えたが、そう甘くはなかった。

 

「私は、もう家事をしなくても

 良いよね。」

と、言って、妹は学校に行った。

 

その日から、昼食を食べに帰ってくる

父と夫のために食事を作り、5時に

帰ってくる家族に夕食を作りながら

家事をこなし、育児をする。

 

8時過ぎに帰ってくる、夫の夕食を

用意してから、子供を寝かす。

後片付けをした後、お風呂に入り

洗濯と風呂掃除をしたら、授乳を

して、就寝になる。

 

まっ、こんなもんか、とは思ったが、

子供が泣いても、用事をしてると、

かまってあげられないのは、

辛かった。

 

夫は、仕事が忙しいときは、

10時を過ぎることも、ざらにあった。

 

「お母さんは、婿とりだから嫁の

 苦労はしてないから、大変かも

 しれない、」と言って、心配していた

母の言葉を思い出したのは、

 

お母さんの、この言葉を聞いた

ときだった。

「お母さんに、「あなたが、嫁だったら

 私は、どんなに楽ができるかなぁ。」

と、よく、言われた。」

「お母さんは、畑や田んぼにも出て

たんよ、家に、いたら良いなんて、

楽でええなぁ。」

お母さんに、悪気はないと信じよう。

 

私が、仕事に行っても良かったけど

お母さんは、子供が苦手らしい。

お母さんは、私にどうして

ほしいのかな?

 

これも、試練か!

そうなら、未来の自分のために

頑張ろう。