本を、買いに行きます。

孫の手続きの、説明をするために

訪問したとき、占いの仕事を

していることを聞かされた。

 

方位を見るらしく、会社と契約

しているらしい。

四柱推命の話をしてしていたら、

「萬年歴の本を持っている?」

と、聞かれた。

 

まだ、持っていなかった私に、

「○○駅にある本屋に、置いて

 あるから、買いに行って

 きたら。」と、言われた。

 

次の日が休みだったので、

電車に乗って行った。

 

駅に着いたときに駅員さんに

本屋が、どの辺にあるかを

聞こうとして、本屋の名前を

聞いてないことを思い出した。

 

「駅の近くにある本屋さんて

 何処にもありますか?」

「本屋の名前は?」

「わかりません。」

「ここの地区に本屋さんは、かなり

 あるよ、名前がわからないと、

 探せないと思うけど、本屋の

 問屋もあるから。」

 

そうだよね、でも昨日は行ける

ような、気がしたんだけどね、

実は昨日、名前を忘れたと言われて

たんだけど、まさか何十件もある

なんて思わなかったよ。

 

取り敢えず、駅を出て、歩きだした。

なんとかなる、なるようになる。

なんて、自信があるのかないのか?

 

かなり歩いて、大通りに出た。

そんなに大きくないが、一軒の

本屋さんがある。

 

「占いの本はありますか?」

男性の店の人は、頷くと何も

言わずに店の奥に入っていき、

小さなドアを開けた。

 

そこには、専門書が並んでいて

部屋の奥にある、一画を指して

「あの辺りに、あります。

 ごゆっくり。」と、言って

出ていかれた。

 

萬年歴は、すぐに見つかったが、

あと、何が良いの聞くために電話を

かけた。

 

「今、本屋に来てて萬年歴はあった

けど、他に買っといたほうが良い

 ものがある?」

「凄いなぁ、行けたんだ、良く

 わかったなぉ。その部屋は初めて

 の人は、なかなか入れないのに。

 良く入れてもらえたね。

 気になるのがあれば、買っとけば」

「また行きます。」

 

他に数冊選んで、レジに持っていった。